7Apr

腰に手を当てる心理はなぜでしょうか。少し偉そうに見える態度ですが、無意識にやってしまう場合がほとんどです。仕草や体の動きは心理的なことが影響していますので、自分では全く意識せずに相手にメッセージを送ってしまい失敗する時もあります。
腰に手を当てる心理も同様で、場合によっては不思議に感じることもあるかもしれません。では腰に手を当てる人の心理的特徴について、詳しくご解説していきましょう。
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腰に手を当てる人の心理は何か?
自分の仕草は、ほとんど頭で考えてからやることは少ないといわれています。突然やってしまい、なぜそんなことをしたのか後で気になる場面がありますよね。
会話の途中でいきなり腰に手を当てるなど、他人の態度の心理的特徴についてご説明しましょう。
相手に威圧感を与えたい
腰に手を当てる姿は、とても高飛車な雰囲気に見えますよね。威圧感を与えて、相手よりも自分が上だと主張したい時の態度だといえるでしょう。
立場関係をはっきりとさせたい人は、いきなり腰に手を当てて相手が主張しにくいよう環境を変えてしまいます。この心理が働くタイプは一方的な関係になりやすく、相手の意見を受け入れることをせず、自分が楽に付き合える人を好みます。
たとえば職場の部下。自分と意見が合わない場合に、相手の考えを理解する気持ちはなく、ただ話だけを聞くしかない時は威圧しながらうなずいているでしょう。
人を遠ざけようとしている
腰に手を当てる人の心理は自分のパーソナルスペースを守るためで、信頼できない人や知らない人が自分のスペースに入らないよう、メッセージを送っています。
たとえば初対面の人。世間話をしながらいきなり腰に手を当ててしまうのは、相手を警戒しているためです。どのような人なのか情報を集めながらも、不意に自分のスペースに入らないように腰に手を当てる心理が働きます。
印象を残したい
腰に手を当てる仕草は、他の人がやっていないととても目立ちます。両手で偉そうにする人や、片手を腰に当ててポーズをとる人などさまざま。
どのような場合であっても、周囲から注目されたい心理が働く人は目立つ仕草を好みます。遠くから見てもわかる、腰に手を当てる姿。印象を残したい相手には、無意識にやってしまうでしょう。
たとえば大勢で話をしている時に、好きな人がやってきたとします。自分を見てほしいのでなんの脈絡もなく、いきなり腰に手を当てるケースがあります。
自我が強い
友人と話をしていると、急に腰に手を当てる人がいますが、ふとした瞬間でもこんな時に心理が表れてしまいます。自我が強い人は相手と言い合いになると、自分の意見をなんとしてでも押し通したいために、腰に手を当てる傾向があります。
仕事の打ち合わせも同様に、相手に譲りたくないことがあるとはっきりとわかる態度でアピールしているのです。腰に手を当てるのは、自分の主張を相手に認めてもらいたい願望があるためで、意見の食い違いがなければ手は他の位置に置かれているはずです。
自信がある
腰に手を当てるのは、気弱な人ならやらない仕草だといえるでしょう。逆に考えると自分の存在を大きく見せたいという自信があるので、自然と心理的に仕草が出てしまうのです。
悲しい時などネガティブな気持ちだと、目立つ仕草はあまりやらないと考えられます。自分が素晴らしいと自信を持っていると、気持ちが前向きなので自然と体も前向きな仕草や行動が増えるのです。
仕事や恋愛が最高に上手くいっている人は、自信をアピールするためにふとした瞬間に腰に手を当てています。
相手に与える印象について
腰に手を当てるのは無意識な場合が多く、相手に誤解されることを知らずに続けてしまう場合がよくあります。腰に手を当てる仕草は、次の印象を無意識に相手に与えている可能性があるでしょう。
機嫌が悪い
怒ったりイライラしたりする時に、腰に手を当てる場合がよくあります。心理的なことは仕草だけでは判断できない場合もありますので、怒っていない人も相手によっては不機嫌なのかと誤解されてしまいます。
いつもやらない人が急に腰に手を当てると、心境の変化だと思われてしまい、何かおかしいな…と周囲の人が不審に感じるでしょう。
口調が普通でも、怒らせることを言ったかもしれないと相手が不安になっています。
上から目線
先生が生徒を注意するように、上の立場をアピールする際に腰に手を当てるケースがあります。そのため人によっては、上から目線だと勘違いする場合もあり、失礼に感じる場面があります。
たとえばミーティングや朝礼など、周囲が真摯な表情で立っている時に一人だけ腰に手を当てているのは、雰囲気を悪くしますよね。態度が悪く不快な印象を与えるので、職場などでこのような様子だと人間関係にも悪影響になるかもしれません。
怖い
怒っている人のイメージが強い、腰に手を当てる仕草。弱気な人の前でやると怖い印象を与えますので、会話もスムーズにいかないかもしれません。
お互いに心を開いて話がしたい時は、話しやすく優しい仕草を意識したいですよね。腕の動きはとても目立ちますので、不安な場合は両手を下ろしたままのほうがよいでしょう。
腕組みや頭の後ろで手を組むなど、姿を大きく見せる態度は怖い印象を与えてしまいます。
距離を感じる
腰に手を当てる人には、あまり親近感を抱けませんよね。自分をガードするような姿勢は、こちらからも距離を置きたくなる要因です。
そんなつもりはなくても、相手がマイナス的なイメージを受けやすい仕草なので、仲良くしたい人とは避けたほうがよいでしょう。
慣れた関係なら多少の態度は納得してもらえますが、距離感をなくしたい人とは逆に相手の肩を叩くなど、スキンシップを意識するとよいですね。
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失敗しないための対処方法
腰に手を当てるのは、癖でついやってしまうケースがあります。疲れた時や手の置き場がわからないなど、相手に不快な思いをさせないためには次の対処方法をやってみましょう。
見られていることを意識する
自分の仕草や態度は、どこで誰に見られているかわかりません。ふとした瞬間こそ、人目につきやすいもの。好きな人や気になる人がそばにいる場合は、とくに意識してください。
いつも誰かに見られていると意識すると、自然と周囲にも好感を与える仕草が増えるはずなので、癖を直すと同時に自分の印象をプラスに変えられます。
鏡が目の前にあるつもりになり、緊張感を少しだけプラスしましょう。
手に何かを持つ習慣を作る
手を腰に当ててしまうのは、手持ち無沙汰になるのも理由なので、スマホや本などを手に持つ習慣を始めましょう。とくに周囲に人がいる場合などは、空っぽの手は意外な動きをしてしまい誤解される可能性があります。バッグやペンを持ち、手の置き場に困らない状態を意識してくださいね。
手を組む
どうしても腰周辺に手がいきやすい人は、その瞬間に手を前で組んでみましょう。両手をつなぎ目の前に下ろしておけば、腰に手を当てるよりも威圧感がなく、相手も気持ちよくコミュニケーションがとれるはずです。
手がそのままだと不安な場合は、ポケットに入れるのも対処方法のひとつかもしれません。なるべく感じの悪い態度をとらないように、手を組むのがベストだといえるでしょう。
まとめ
手を腰に当てる心理は、目の前にいる人に何か伝えたい気持ちがあるのかもしれません。人間関係を悪くしないためには、好印象を残すのが大切なので、肝心な場面では頭から爪先まで意識するのもよいでしょう。